付箋ノートの作り方|知識習得が捗る効果的な勉強方法
看護学生が教える付箋ノート
落ちこぼれの私を救った勉強法。
私は昔から落ちこぼれの学生でした。
中でも暗記科目が大の苦手で高校までは暗記科目はとにかく避けて数学など得意科目でなんとか頑張っていましたが、高校を卒業し看護学生になると暗記科目をひたすらに勉強する毎日になりました。
勉強は全くできず、テストはいつも追試を受けて、大学2年の頃は必修単位を落として留年まで決まりました。
その頃の私は、勉強のやり方がわからずに時間だけ使って頭に入らない。もしかしたら私は人とは頭の出来が違って、脳に障害でもあるんじゃないかと本気で悩んでいました。
そんなとき出会ったのが付箋ノートです。
目次
付箋ノートとは / メリット
付箋ノートとは付箋を使って暗記に特化したノートを作る方法です。
付箋ノートで自分専用の参考書を作れると考えるとわかりやすいかもしれません。
さらに、この自分専用参考書のいいところは、手作りなことによって愛着とどこに何が書いてあるのかが自分で書いたことによってわかりやすくなっているという特徴があります。これは、付箋ノートの見返しやすさとも関係があります。
それまでの私は書いて覚えることは嫌い、ノートを綺麗にまとめることは勉強に何も重要でないと思っていました。
なぜ私が上の勉強法が嫌いだったかというと、繰り返し書いたり綺麗にノートをまとめる方法は時間がかかりすぎることと、頭に入ってるように感じなかったからです。
私のように要領がよくなくて、細かいところ(いらないところ)までまとめすぎてしまう方や書くことに集中して頭に入ってないという人がいるのではないでしょうか?
付箋ノートはこれらの問題を解決してくれます。
付箋ノートのメリットとは
- 簡潔にまとめることができる
- 後から見返したときに何が書いてあるか一目で分かる
- まとめるための時間を短縮することができる
ことです。これから教えるやり方を知ることでこのメリットの意味がわかります。
ここからは付箋ノートの作り方と合わせて細かく説明していきます。
付箋ノートの作り方
付箋ノートを作る上で気をつけていただきたいポイントは2つ。たった2つ意識すれば、暗記に使う時間はぐっと短縮することができます。
付箋ノートは上のメリットでお話ししたように「簡潔にまとめる」ことができるという特性を持っています。
これはどういうことかというと
- ポイント1 : 1枚の付箋の中に覚えたい内容をおさめる
勉強をする際に覚えたい内容がありますよね?それを1枚の付箋の中におさめるように書くことで簡潔にまとめることができます。
上の写真の「熱中症分類」について例に上げて見ていきましょう。
熱中症は「1~3度に分類されること」、「それぞれに現れる症状と疾患」、「対処法」について書こうと思います。
ノートの場合書くスペースが広いので好きなようにレイアウトして書くことが出来ますね。しかし、私はここがノートの欠点だと考えます。広く書けるということは、後からノートを見返した時にパッと見の情報が分散されてしまいます。
付箋ノートの場合は、付箋の中に書きたい情報をおさめるために工夫します。例えば、「症状・疾患・対処法」などは内容だけ書けば何が書いてあるかわかるので小見出しはつけません。また、文章はなるべく使いません。そうするとスッキリとしたレイアウトになって、後から見返した時に何が書いてあるのか見やすくなります。
※私が作っている付箋ノートは看護の勉強なので、もしかしたら専門知識がない方からすると見にくいかもしれません。なぜ見にくいかというと、知識がないから何を言っているかわからないからです。なので、自分の知識量に合わせて言葉を補って書くといいでしょう。自分で作る参考書なので自分の知識量によって言葉を省いたり、付け足したりできるのも付箋ノートのいい所ですね。
- ポイント2 : 見出しを大きく書く
皆さんはノートをまとめた後に、どこに何を書いてあるかすぐに見つけることができますか?
テストの間はノートをつくってまだ間もない記憶なので覚えているかもしれませんが、そのノートを後々見返すことってほとんどありませんよね。
先ほど出てきた写真のように何についてまとめているのか「見出し」大きく書くことで、ノートを見返したときに何を書いてあるのかが一目で判断でき、どこに何を書いてあるかじっくり読んで探す手間がなくなります。
見やすいノートを作ることができると、ノートを見返すのがだんだん楽しくなってくると思います!
しかし、内容によっては付箋の中におさめきない内容やわかりやすいようグラフや図として残しておきたい場合があるでしょう。そんなときは付箋とは違うアイテムを同時に利用すると良いしょう。それについては次の項目で一緒に話していきます。
付箋ノートを作るときに揃えておくべきアイテム
私が付箋ノートを作るときに使っている主なアイテムは
多いように感じるかもしれませんが、実際は今お使いの文房具で問題ない部分とミニ画用紙やテープ糊など消費量の少ないアイテムも多くあるため費用としてはほとんどかかりません。
私はこれまで付箋ノート勉強法を実践してきてこれらのアイテムが付箋ノートに最適な文房具たちだと考えています。上から優先度順に書かれているので付箋ノートのアイテムを集めるときの参考にしてみてください。
1つずつ使い方を解説していきましょう。
付箋、ノート、マジックペン、ボールペン
初期費用を最低限に抑えたいという人はこのアイテムを揃えてください。逆にこれがなければ付箋ノートは作れません。
付箋やノートは特に指定はありません。私は付箋ダイソーで、ノートは大学ノートを使っています。
マジックペンは先ほどの項目でも出てきたように「見出し」を作るときに必要になってきます。これを普通のボールペン等で書いてしまうとノートを開いたときのぱっと見の見やすさが激減してしまうため絶対にマジックペンをおすすめします。
また、私は内容の部分もシャーペンではなくボールペンをおすすめします。これにはこった理由はないのですが、シャーペンで書いているよりボールペンで書いていた方が見やすいと思うのでそうしています。ここはお好みでシャーペンでもボールペンでも良いかと思います。
ただし、この勉強法は後から見返したときに見やすくするためのノートなので、ボールペンで間違えたからといってわざわざ最初から書き直す必要はありません。綺麗なノートではなく見やすいノートを目指してください。ちなみに私は間違えたときは黒く塗りつぶしてしまいます。
赤・青ペン、蛍光ペン
これは大事な所が見やすいように使用します。色などに縛りはないので、ここもお好みで大丈夫です。
1つおすすめを言うと、蛍光ペンにはマイルドライナーをおすすめしています。なぜかというと、普通の蛍光ペンと違い目に優しい色合いになっているため、線を引いていない部分の主張を弱めず大事なところをわかりやすくしてくれるからです。その中でもマイルドライナーのグレーが特にお気に入りです。
ミニ画用紙、はさみ、テープ糊
こちらは先ほどの項目の最後に出てきた「ふせんには書き切れない量やグラフ・図形」をまとめるときに役立ちます。
私が使っているミニ画用紙はダイソーで購入した商品です。このサイズでは少し大きすぎるため、はさみで半分に切ります。そしてノートに貼るためにテープ糊でのり付けします。その際、間隔を開けながらのりをつけてください。テープ糊の粘着力が強すぎるためノートにしっかり張り付きすぎて後からレイアウトを変えるときにちょっと困ります。
ミニ赤シート
ミニ赤シートは下敷きの役割をはたしています。それともう一つ、付箋に文字を書くとき、裏に糊がついているので普通の紙と違って紙の位置を移動させることができなくて書きづらいです。そこでこのミニ赤シートを使うことで自由に動かせるようになるので便利です。こちらは英単語のターゲットという商品に挟まっていた赤シート(たぶん)を使っています。
付箋ノートは見やすいことを第一に作っているので、受験生や資格試験の受験前に見返すのに向いています。
せっかく勉強の過程で書いたノートをその後一度も開くことがなかった。試験前は教科書から必要なところを探した。なんて言うことはもったいないです。
ぜひ付箋ノートを活用して自分だけの参考書を作ってみてください。